昨日は久々に田舎で過ごした。
揃って田舎に帰るのはやはり心楽しい。
いつものように車窓から眺める景色は楽しみの一つでもある。
早、今年も、ねむの花の季節になった。
今までになく木が大きくあちら、こちらと木の数も増えていて
嬉しくなってつい心の中であの大好きな歌を歌う
ねむの木の子守唄は皇后様が御作りになったものだ。
皇后様はお子様がお小さい頃御作りになられたと聞く。
この慈愛に満ちたお詩と優しいそして美しい調べに私も魅了されてきた。
♪ねんねの、ねむの木眠りの木
そっと揺すったその枝に
遠い昔の夜の調べ~
ねんねの、ねむの木子守歌♪
私は時折一人で口ずさんでいるが・・・・
何年か前にコンサートで外人の女性歌手が美しいソプラノで
心を込めて歌い、私は感動してますますこの歌が好きになった。
おもえば、ねむの木との出会いは田舎に学童疎開をして集団で
学校帰りの山道の途中、薄暮の中、大木にふわりと羽のような
可憐な花々に見とれていたことを思い出す。
この柔らかな花がねむの花と知ったのは後のことである。
これからまた暑い夏が来る。
この季節はやはり戦時中の思い出に繋がってゆく。
我々世代はみんな同じらしい!いつまでも平和でありますように・・・