山笑う の季節になりました。・・・・
何年前になるだろうか・・・ずっと若かりし頃の私が
この書き出しの便りを眼にしたことを、ふと思い出した。
明治生まれの方たちの心を込めた手紙に感動すら覚える。
田舎に住む義父の妹が町に住む兄たちに宛てた手紙の冒頭である。
巻紙に筆でしたためた手紙が、殊更美しく
若葉の萌える山々と爽やかな緑の風まで伝わってくる。
まさにこの季節!
桜のあと、一斉に山の木々は新緑の時
萌黄色から若葉の緑・・・賑やかで明るく
この”山笑う”がぴったりである。
今年はついに桜は見なかったけれど
このところ毎日近くの買い物帰りは、山々の緑を
楽しみながら散歩の時間でもある。
日本の四季、そして言葉の美しさ!いつまでも伝えたい。