山のあなたの空遠く
幸い住むと人の言う
ああ、われ人ととめゆきて
涙さしくみ帰りきぬ
山のあなたのなお遠く
幸い住むと人の言う
上田敏 訳
いつも買物方々散歩しながら我が家に帰るのだが
正面の山に向かって歩きながら、フトこの詩が浮かんできた。
なにぶんにも十代の頃の懐かしき詩であって間違って
いるかも解らず思いつくままに・・・・
私の故郷呉市は港があり、低い山々に囲まれた盆地である。
ゆえに高い山には憧れがあった。
今、まさに”山笑う”若葉の美しい季節である。
今日は朝から五月晴れ!
広島の我が家の小さな森と化した庭は
青紅葉、鹿児島紅梅の木が生い茂り、ああ、
金木犀も大きくなりすぎ・・・
戯れに種を植えたアボカドは今頃になって落葉、そして新芽!
手入れを早くすべきであった。今、反省しきりである。