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梅香る

弥生三月、街なかでは早くも梅が散り始めたというのに、
我が山里では今や満開の紅白の梅、うめ、が香る。

何といっても日本の田舎の風景には、梅の花はよく似合う。

暖かい昼下がり、年寄り二人縁側で柔らかな日差しを受けて
日向ぼっこ。ネコはそばでまるくなる。
「ばあさんや、お茶にしょうかい」「そうそう、羊羹が・・」ようかんも
いいけど桜餅が・・・京都風のもち米のあのツブツブの、
それとも淡雪かん(三次名物である)と、
食べ物の事となると、ばぁばは脱線して困るのだ。

この日本昔話のような舞台では、
先ず紅白の梅の木がなくてはいけない。
この舞台は老後の理想でもあり憧れでもあったのだが・・・・

ふと我に返りまじまじと梅の木を仰ぎ見て”去年は不作だったから
今年は沢山とれそう。ならば梅干、梅酒、梅ジャムにも挑戦だ!"
物不足経験者はこのとうり現実的でアル。

春の筈なのに時折厳しい寒さに思わずばぁばはストーブ前の
指定席に突き進む。
いつの間にか我が愛猫プリンも指定席めがけて”ネコまっしぐら~”
なんたることよ!
ばぁばとネコはいすとりゲ-ムに夢中・・・現実はこうなのだ。

このところ時ならぬ積雪や大雨に見舞われて、
張り切っていた農作業も、しばしお預けといったところである。


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by ba-basan | 2005-03-23 21:52 | 自然

じゃがいもの思い出

三月も半ばになってジャガイモの種芋が届いた。

昨年の秋じゃがはあまりよい出来ではなかったが、
煮崩れしないメークインで初めてにしては○ってとこか。
今年はもっと上手に作ろうと張り切るばあば。

ところで、ジャガイモと言えばいつも思い出すことがある。

あれは何年前のことだろう。ばあばは戦争中疎開していたの。
(ばあばは、呉生まれ)

私の疎開先(熊野跡村)での田舎生活ではじゃがいもは、貴重な主食であった。
なんたって米がないのでジャガイモ、サツマイモが毎日のご飯であった。

子供はだれもが大切な労働力。
食事つくり、井戸の水汲み、子守、薪割り、農作業その他諸々、
勿論私は勉強そっちのけで家事に勤しんだものである。

夕食の支度は私の役目だった。(子どもの頃から料理してたのよ。)
大きな鍋いっぱいにじゃがいもを茹でて満身の力を込めてエイ!!ヤッ!!
と鍋をゆすった途端、中のジャガイモは宙高く舞い上がり
手から離れた鍋ごと、地面に落下!
夕食の粉ふき芋が出来るはずだったのに・・・・

私を取り囲み楽しみに待っている弟妹の驚きの顔、顔、・・・

幸いなるかな、芋は飛び散ることなく無事、鍋の下に収まった。
そーっと鍋を除けてみれば、ナントじゃがいもの山である。
と、ここまでははっきり記憶にあるがその後は思い出せない。

ドラマの”おしん”と同じようなわらぶき屋根の家の台所で働き、
そして皆で助け合い一生懸命生きてきた時代。
じゃがいもと共に思い出す「ほろ苦い思い出」である。
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by ba-basan | 2005-03-14 17:11 | 思い出