一年ぶりの義姉の来訪で
折角のお花見時なので近場の桜見物をと・・・・
12日の日曜日、昼下がり、
抜けるような青空のもと、みんなで山を縫うように奥へ奥へと・・・・。
何年か前までは細い道だったそうだが、
今では道路も広く気持ちよく車は走る。
目的地、今では廃校になった"猪山中学校”の枝垂桜である。
同じ町の小さな学校だったが我々は全く知らずにいた。
最近初めて耳にして期待もせずに行ったのだが
初めて目にして驚いた。
これはなんと!
聞きしに勝る素晴らしさ!!
我々一同と、いっても4人はこの見事な桜に歓声を上げる。
この静かな山の懐に抱かれて小さな校舎で成長していった中学生、
それをこの何本かの桜の木が見守っていたのか・・・・
残された校舎、錆びた鉄棒、そしてこの見事な桜の老木よ!
息を呑むほどに余りにも美しい桜を見上げていたら
ふと、涙がこみあげて・・・・・
義姉にとって故郷で初めて見る、猪山の桜、これは何よりのプレゼントになった。